モロッコ革の本

【著者】栃折久美子

【発行】筑摩書房

【発行年】1975年初版第1刷

【本の状態】
経年に伴うカバー天地のヨレ、カバースレ傷、ヤケなどございますが、
中身に目立つ傷みなく読むのに問題はございません。
見返し部分に剥がれ箇所あります。
※商品の状態につきまして気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【その他】絶版
「特有の美しい«しぼ»のあるモロッコ革の生地
そのままのシンプルなものだったが、
それだけにいっそう技術そのものが生きる。
ごまかしがきかない。
それは、動きのよい人間の手以外のものが
つくれる筈のないものでありながら、
そこにつくり手がいたことを忘れさせてしまうほど、
自然なものに見えた。たとえば一個の果物、
一輪の花のように、何でもなくただ一冊の本であった。」

1972年にブック・デザイナーとして活躍中でありながら
洋本の原形である手づくりの製本術を学ぶため、
ベルギーの国立学校に実習生として留学した
栃折久美子さんのブリュッセルでの5ヶ月間の旅行記。

数々の美しい装丁を残した栃折久美子さんの
明晰で柔軟な言葉が、ものを創るということ、
生きるということについて、
確かな手ざわりを与えてくれる名エッセイです。


型番 mashiko
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